アイリス・オプトロニクス関するFAQ(よくある質問)
カラー電子ペーパー
2つの異なる点
- コレステリック液晶は反射型ディスプレイであり、紙と同様に周囲の光によって表示が明るくなります。液晶ディスプレイ(LCD)は能動型ディスプレイで、自ら光を発して表示します。そのため、コレステリック液晶はブルーライトを自発的に発することはありません。
- 周辺の光が明るいと、コレステリック液晶の画面はよりはっきりと表示されますが、液晶ディスプレイ(LCD)は太陽の光の下では見えにくくなります。
はい、コレステリック液晶は「双安定性」という特徴を持ち、一般的な電子ペーパーの技術で画面を更新する際にのみ電力を消費し、表示画面を維持している間は全く電力を必要としません。
双安定の液晶ディスプレイは、画面を更新する際にのみ電力を消費し、更新後は電力を消費せずに表示画面を維持することができます
現在量産されている製品の動作温度範囲は-20℃から70℃であり、室内外の両方の用途に適しています。今後、液晶材料はさらに広い温度範囲に向けて開発される予定です。
現在量産されているコレステリック液晶電子ペーパーのサイズは10インチ、13.3インチ、27.6インチであり、今後もさらに大きなサイズの製品を展開していく予定です。
コレステリック液晶の電子ペーパーは異なるサイズに対して異なる厚さを持っています。具体的には、10インチの電子ペーパーは2mmの厚さで、27.6インチの電子ペーパーは約3mmの厚さです。
コレステリック液晶ディスプレイは周囲の光を反射することで画面を表示し、光源を内蔵していないため、青色光を発しません。
コレステリック液晶ディスプレイは、周囲の光を反射して画面を表示します。強い光の下では、特に日光の下では、画面がより鮮明で色彩が一層豊かに見えます。
暗い環境では、電子ペーパーを読む際に明かりをつけることを推奨します。また、フロントライト付きの電子ペーパー製品を選ぶこともお勧めします。
コレステリック液晶電子ペーパーは50,000回以上、画面の更新に耐える信頼性テストをクリアしており、通常の使用条件下で5年以上の使用が可能です。
コレステリック液晶電子ペーパーの画面更新速度は、ディスプレイのサイズに依存しています。 また、27.6インチのディスプレイでは2つの異なる表示モードがり、明るさ重視のモードでは4秒、色を鮮やかに表示するモードでは9秒,画面更新に時間がかかります。
いいえ、コレステリック液晶は画面をスキャンによって更新するため、ちらつきは発生しません。
屋外向けのコレステリック液晶電子ペーパーはUV耐性機能を強化し日光の下でも高い信頼性を維持いたします。
コレステリック液晶電子ペーパーはタッチパネル機能を組み込むことができ、インタラクティブな液晶ディスプレイとしての応用が可能になります。
電子ペーパーの消費電力はサイズに関連しており、面板のサイズが大きくなるほど画面更新時に必要なエネルギーが増加します。しかし、静止画面を維持している間は全く電力を消費しません。
Infinity Display®
コレステリック液晶電子ペーパーの裏側に太陽光パネルが組み込まれており、反射されなかった環境光を利用して電力を生成します。
直射日光の下では約1分間で画面を更新するのに必要なエネルギーを蓄えることが可能です。
室内の明るさが不足していると、エネルギーが少なく、Infinity Display®の充電に時間がかかります。充電時間を短縮するためにはInfinity Display®を窓際に設置し、日光に向けることをお勧めいたします。